にんにくの香気成分の変化について

お知らせ2023.02.17

「にんにくは好きですか?」という質問に、7~8割の方が好きというデータもあります。

しかし、やはり気になるのは食後のにおい。

にんにくには特有のにおい(香気成分)があります。

この独特なにおいの変化についてご説明いたします。

1. 2種類の成分

にんにくは、皮のついている状態や皮を剥いただけの状態ではさほど「におい」はしません。

しかし、にんにくの細胞を傷つける(切ったり、すりおろしたりする)と、たちまち「におい」が発せられます。

これは、皮をむいたままの状態では「アリイン」「アリイナーゼ」という物質がそれぞれ個々に含まれています

が、傷つける(切ったりすりおろしたり)と、「アイリナーゼ」が「酸素」と接触し、「アイリン」に働きかけ

て、「アリシン」という物質に変化します。

2. 体内に入ることにより再度分解

「アリシン」からは「二酸化アリル(アリルメチスルフィド)」という香気成分を発します。

これはツンツンする匂いでもありますが、炒めたりなど料理をすると食欲をそそる良い香りになります。

実はこの「アリシン」は、食されて体内に入ることにより再度分解されます。

この時出てくるにおいが「アリルメルカプタン」と呼ばれる成分で、これこそが食後の不快臭の素となります。

日本エルブの「ハーブリック®」はこの食後の不快臭の素をハーブのマスキング効果で低減させることができます。

※但し、食後臭低減効果には個人差があり、必ずしも完全に無くなるわけではありません。

にんにくの「かおり」や「風味」を残す重要性

にんにくのにおい対策の為として、世の中には無臭にんにくなどが存在しています。
しかし、にんにくの魅力とは、炒めたり、調理した際に出る香りや風味にあります。
エルブではこの香りや風味を大事にしています。

「ハーブリック®」についてはこちらをご参照ください。