日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ
中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります
{ 2025年2月のトピックス }
①中国山東省にんにく情報(2月中旬にんにく契約圃場)
②中国1月時事情報(九転大腸(ジュオゥジュアンダーチャン)」について)
1.中国山東省にんにく情報(2月中旬にんにく契約圃場)

中国山東省の弊社契約圃場は越冬中です
2月中旬までの平均気温は
第一圃場 最高 7° 最低 -3°
第二圃場 最高 5° 最低 -6°
第二圃場では-16°🌡という日もありましたが、
低温天気が3日間ぐらいしかなかった事と
マルチを2枚にするなどの対策をしているため、
今のところ生育被害はなさそうです。
2月下旬から3月中旬になってくると気温も上がってきます。
予報では最高気温が17°になる日もあるようです。
もうすぐ目👀を覚まし急激に成長する時期に突入します!
第一圃場(下👇👇👇動画)
そして、第二圃場は(下👇👇👇動画)

※圃場によりスケジュールが若干異なります。
❖ 今年の収穫見込み ❖
植付面積の増減:10%程度増加
植付面積が10%程度増加したことにより、
今後異常気象がなければ収穫高もおおよそ10%程度増加傾向と推測できます。
しかしながら、まだ時期が早い段階なので、はっきりとした見込み判断はできません。
2.中国1月時事情報(「九転大腸(ジュオゥジュアンダーチャン)」について )

魯菜(山東料理)の代表料理「九転大腸(ジュオゥジュアンダーチャン)」は
済南地方の伝統的な名物料理です
清朝光緒初年、済南地方に「九華林酒楼」と呼ばれる店があり
多くの客で賑わっていました
ここの店主はことのほか〝九〟の字が好きで、
自分の経営する会社全てに〝九〟の字を冠していたほどだそう
「九華林酒楼」は規模は小さいながら腕利きの料理人を多数抱えており
特に豚肉料理には大変なこだわりを持っていたという
店で人気料理だった「紅焼大腸」に改良を重ね新たな料理を創生
店主の開く宴会では必ずこの料理が提供され、
招待された客は皆この料理を絶賛しました
文学者「雅士」がこの料理を食べた後、
あまりの美味しさに新たな料理名をつけようと提案
複雑な調理法が道士の「九錬金丹」という
三日服薬すると不老不死の仙人になれる霊薬の製法に
似ていて精巧で繊細である事と
店主の〝九〟への並々ならぬ執着心も加わり、
「九転大腸」と改名したといわれています
調理方法は
豚の大腸が主材料で、一度湯通しして切り分けた後再び茹でて
140℃の油でキツネ色になるまで揚げた後、
にんにく・生姜・ネギ、砂糖を加えてあめ色になるまで弱火で炒め、
中華スープ、酒を加えて弱火で煮込み
さらに花椒粉・肉桂紛・胡椒粉・五香粉・酢を加えてとろ火で煮込み、
汁が煮詰まるまでかき混ぜながら煮込んで完成
酸・甘・鹹(塩味)+香りがあり、色が赤く食感は柔らかく
味わい豊かな料理です
2018年9月10日、「中国料理」の中の
「山東十大経典名物料理」リストに選ばれました