中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります。
{ 2024年 5月のトピックス }
1.中国にんにく産地情報(5月上旬)
2.中国時事情報(第25回中国(寿光)国際野菜博覧会)
1. 中国にんにく産地圃場情報(5月上旬)
中国山東省のにんにくの圃場(弊社契約圃場)は
4月後半の実際の気温では、最高気温が20℃を下回る日や、
最低気温も10℃を下回る日があり、例年より気温が低く、
ニンニクの芽の収穫時期が10日程遅れました。
そのため、ニンニクの収穫も遅くなります。
ちなみに、ニンニクの芽は10~15%くらい減産でした。
ニンニクはニンニクの芽の収穫後、
鱗茎(りんけい)に栄養が届き始めます。
なので、これから(5月)の天候次第で、
ニンニクの大きさ・重量が決まってきますので、
天候が悪くなってしまった場合には、
ニンニクが大きく成長せず、減産になるかもしれません。
5月の天候が良くなることを祈りましょう🙏🏻
👇 第一圃場
第二圃場もにんにくの芽の収穫真っただ中です。
こちらも、気温が低く、ニンニクの芽の収穫が遅れました。
第一圃場同様にニンニクの収穫も遅れます。
これからの天候が良くなることを祈るばかりです!
👇 第二圃場
※圃場によりスケジュールが若干異なります。
❖ 今年の収穫見込み ❖
にんにくの生育状況と1ム(畝)当たりの収穫高について
天候次第では、少し減るかもしれません。
まだはっきりした見込み判断はできません。
2.中国 5月時事情報 (第25回中国(寿光)国際野菜博覧会)
4月20日、中国山東省濰坊市寿光市の野菜ハイテクモデル園にて、
「第25回 中国(寿光)国際野菜技術博覧会」が開幕しました。
今回の博覧会は、「グリーン・テクノロジー・未来」をテーマに掲げ、
10の展示館が設置されており、
メイン展示エリアの総面積は約45万㎡です。
出展される野菜は2600種余り(内、新品種は600種余り)、
多品種接ぎ木、栄養液調節、デジタル農業プラットフォームなど
先進技術100種以上、
工場化栽培や垂直農場、宇宙モデル栽培など
先進栽培モデル80種以上の
新技術が展示されています。
当博覧会は5月30日まで開催予定です。