日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑（圃場）の生育状況をはじめ
中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります。
{ 2024年 1月のトピックス }
１.中国にんにく産地情報（2024年12月中旬～2024年1月上旬）
2.2024年1月中国時事情報（「春節」と「餃子」）
１. 中国にんにく産地圃場情報(2023年12月中旬～2024年1月初旬）
中国山東省のにんにくの圃場（弊社契約圃場）は越冬中。
越冬前に生育した葉から作られた養分が、
越冬中に根と茎に蓄えられます。
厳しい寒さを乗り越えたニンニクは栄養満点です！
👇 第一圃場
第二圃場は、第一圃場より北方に位置し、
１２月中旬には大寒波が襲い雪が降りました。
この時、第二圃場の最低気温は－２１℃🌡で、
第一圃場よりも―１０℃低い状況となりました。
但し、第二圃場では２０２２年からマルチングを二重にして
低温被害（低温による発育不良）の予防対策をしております。
👇 第二圃場
※圃場によりスケジュールが若干異なります。
2.中国1月時事情報（「春節」と「餃子」）
中国北方地方では、春節（旧正月）に餃子を食べる風習が有ります。
秦漢時代には餃子に関する記述があり、
餃子が節句の食べ物として定着したのは明清時代からです。
明清の時代の人々は食べる時間にも、非常にこだわりがあったそうです。
民俗の記録によると、餃子を大晦日の夜１２時前に作り、
深夜０時になってから「子の刻（0～２時）の間」に鍋で煮て（茹でて）食べていたそうです。
（主流は水餃子、もしくは蒸し餃子）
❖ 餃子がおめでたいものとされる理由 ❖
◎春節（旧暦１月１日）の子の刻に餃子を食べるのは「更歳（岁）交子」の意味がある。
「更歳（岁）交子」の「交」は中国語で「餃」と同じ読み方（jiao）のため、語呂合わせで「更歳餃子」となります。「更歳＝年が変わる」「交子＝子の刻（0～2時の間）に変わる」 子の刻になった時点で新年に変わるので、この時刻に一家団欒で餃子を食べながら古い年を送り新しい年を迎えるのは「喜び」「団欒」「縁起が良い」事といわれています。
◎「餃子」の形が中国の昔の貨幣「元宝」に似ていた。
「金運を願う」「富をもたらす」「縁起が良い」といわれています。
◎具にコインを入れる場合もある。
「金運に恵まれる」「富をもたらす」といわれています。
👇 餃子の作り方
２０２４年の春節は２月１０日（土）～２月１７日（土）です。
今年は日本でも水餃子を作って食べ、
家族で（旧暦の）新年を祝うのも良いですね！