日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ
中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります。
{2023年 4月のトピックス}
①中国現地のにんにく生育状況(2023年3月下旬~4月中旬)
②中国(山東省)産にんにく今年の収穫見込み
③2023年4月中国時事情報
1 にんにくの生育状況~2023年3月下旬~4月中旬情報~
中国山東省の4月は雨の日が多く、
にんにくにとっては「恵の雨」となりました。
そのおかげで、前月に比べ生育はよさそうです。
一方、黄砂の影響はあまりなく、
にんにくの生育にも影響を及ぼす事は無いようです。
*☝ 元気に成長中
*☝ にんにくの芽も成長中 下旬には収穫に入ります(次号で報告します!)
にんにくの苗が太く短くなってきているため、
にんにくの芽は、昨年に比べるとまだ小さめです。
また、この時期は灌漑水を行います。
(「灌漑水」は、にんにくを育てるために人工的に散水することです。乾燥状態を見て行います。)
*☝ 灌漑水を行っているところ(動画)
2 中国(山東省)産にんにく今年の収穫見込み
今期のにんにくは、天候に大きく左右されることなく、
昨年に比べて少し大きく、苗は太く短く生育しています!
しかしながら、1ム(畝)単位面積あたりの収穫高は
昨年並より少し多いながら
植え付け面積が15%程度減少から収穫高は
対前年比13%~15%程度減少する見通しです。
3 2023年4月中国時事情報
4月15~16日、中国山東省・濰坊(イボウ)国際凧祭りが開催されました。
テレビでも取り上げられるほど有名な凧揚げ祭りです。
写真出典:山東TV「天下維観」・「CCTV」公式アカウントより
濰坊凧揚げ祭りの由来
中国最初の凧は、山東省の大地に揚がったという説があり、
濰坊(イボウ)市は凧揚げの町としても特に有名で「世界凧揚げの里」に選ばれています。
濰坊市では1984年から毎年凧揚げ大会が行われており、
工芸美術と観光局が主催し、凧揚げを外国人投資家と外国貿易の架け橋にすることから、
維坊国際凧揚げ祭りと呼ばれています。
毎年4月の第3週(一般的には20日前後)に開催されることになっており、
有名になってきたことで、参加や観光貿易がますます増えているそうです。
まさに、「凧を媒介とし、文化を舞台に、経済効果を創出する」という
役割を果たしているようです。