エルブのにんにく情報  2025年2月号

お知らせ2025.02.25

日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ

中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります

{ 2025年2月のトピックス }

①中国山東省にんにく情報(2月中旬にんにく契約圃場)

②中国1月時事情報(九転大腸(ジュオゥジュアンダーチャン)」について)

中国山東省の弊社契約圃場は越冬中です

2月中旬までの平均気温は

第一圃場 最高 7° 最低 -3°

第二圃場 最高 5° 最低 -6°

第二圃場では-16°🌡という日もありましたが、

低温天気が3日間ぐらいしかなかった事と

マルチを2枚にするなどの対策をしているため、

今のところ生育被害はなさそうです。

2月下旬から3月中旬になってくると気温も上がってきます。

予報では最高気温が17°になる日もあるようです。

もうすぐ目👀を覚まし急激に成長する時期に突入します!

第一圃場(下👇👇👇動画)

そして、第二圃場は(下👇👇👇動画)

※圃場によりスケジュールが若干異なります。

❖ 今年の収穫見込み ❖

植付面積の増減:10%程度増加

植付面積が10%程度増加したことにより、

今後異常気象がなければ収穫高もおおよそ10%程度増加傾向と推測できます。

しかしながら、まだ時期が早い段階なので、はっきりとした見込み判断はできません。


魯菜(山東料理)の代表料理「九転大腸(ジュオゥジュアンダーチャン)」は

済南地方の伝統的な名物料理です

清朝光緒初年、済南地方に「九華林酒楼」と呼ばれる店があり

多くの客で賑わっていました

ここの店主はことのほか〝九〟の字が好きで、

自分の経営する会社全てに〝九〟の字を冠していたほどだそう

「九華林酒楼」は規模は小さいながら腕利きの料理人を多数抱えており

特に豚肉料理には大変なこだわりを持っていたという

店で人気料理だった「紅焼大腸」に改良を重ね新たな料理を創生

店主の開く宴会では必ずこの料理が提供され、

招待された客は皆この料理を絶賛しました

文学者「雅士」がこの料理を食べた後、

あまりの美味しさに新たな料理名をつけようと提案

複雑な調理法が道士の「九錬金丹」という

三日服薬すると不老不死の仙人になれる霊薬の製法に

似ていて精巧で繊細である事と

店主の〝九〟への並々ならぬ執着心も加わり、

「九転大腸」と改名したといわれています

調理方法は

豚の大腸が主材料で、一度湯通しして切り分けた後再び茹でて

140℃の油でキツネ色になるまで揚げた後、

にんにく・生姜・ネギ、砂糖を加えてあめ色になるまで弱火で炒め、

中華スープ、酒を加えて弱火で煮込み

さらに花椒粉・肉桂紛・胡椒粉・五香粉・酢を加えてとろ火で煮込み、

汁が煮詰まるまでかき混ぜながら煮込んで完成

酸・甘・鹹(塩味)+香りがあり、色が赤く食感は柔らかく

味わい豊かな料理です

2018年9月10日、「中国料理」の中の

「山東十大経典名物料理」リストに選ばれました