エルブのにんにく情報  2024年9月号

お知らせ2024.09.11

日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ

中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります。

{ 2024年 9月のトピックス }

①中国山東省にんにく情報(9月上旬にんにく契約圃場)

②中国9月時事情報(重陽節の由来について)

中国山東省の弊社契約圃場の状況は、

第一圃場ではトウモロコシの収穫が終わり、

9月下旬のにんにくの植え付けに向け畑を耕しております。

第二圃場は、まだトウモロコシが植わっていて、

9月下旬ごろ収穫し、すぐ耕して土づくりをし、

にんにくの植え付けを行う予定です

第一圃場(下👇👇👇動画)

そして、第二圃場は(下👇👇👇動画)

※圃場によりスケジュールが若干異なります。

にんにくの種の植え付けは、

毎年、9月下旬から10月上旬にかけてスタートします

そこから約200~270日間かけて生育させていきます

にんにくは生育に寒さが必要な「越冬野菜」です!

植え付け時の9月下旬から10月の初旬は

ちょうど最低気温は15℃から、最高気温は25℃から

徐々に下がってくる頃になります!

中国9月時事情報(重陽節の由来について)

重陽(ちょうよう)節の歴史は古く、「重九(ちょうきゅう)節」「茱萸(しゅゆ)節」

「菊花節」「登高節」「敬老節」とも呼ばれています

〝昜経(えききょう)〟では「六」を陰の数「九」を陽の数とし、

九月九日は月と日に九が重なることから

「重陽(ちょうよう)節」と言われました

重陽の節句は昔から菊を観賞するのが習慣で、

菊の節句とも呼ばれています。

旧暦の九月九日は、現在の10月中旬ごろに当たり

菊の花が美しく咲き、見頃を迎える時期でもあります

三国魏晋依頼、重陽で酒を飲んで菊を観賞し、

詩を賦することが定番で流行しました。

菊は長寿の花であり、また文人の筆で

「霜を凌ぐ」(霜を凌いで花を咲かせる「葉菊」のような

強固な操の精神を意味する言葉)

不屈の精神を描いています

菊は邪気を払う長寿の花であり、重陽の節句には菊の花を観賞したり

さらに、「登高」といって高い丘に登り、菊の酒または茱萸の酒を飲みます。

(茱萸(しゅゆ(ぐみ)))

女は 邪気を払うため茱萸を入れた袋を身につけたといいます。

これは、汝南(じょなん)の桓景(かんけい)という人が、

法術の達人、費長房(ひちょうぼう)のもとに遊学し、

あるとき、桓景が費長房から、

「 来る九月九日にお前の郷里に大災厄が起こる。

急いで家人に赤い袋を縫わせ、茱萸を入れ、臂にかけて山に登り、

菊花の酒を飲めば、災いは消えるであろう」

という忠告を受け、 これに従ったので桓景の一家は災難を

やりすごすことができたのだそうです。

この故実により悪気を払い、初寒を防ぐという茱萸を飾り、

高いところに登り、長生の効能がある菊花酒を飲み、

長寿を願い、災難を払うという風習を生んだそうです。

(重陽節に食べる「重陽糕」)